N響メンバーの華やかなる協演
早川りさこ&竹島悟史デュオ・リサイタル
ハープとマリンバの共演
今まで、幾度となくトップクラスのハープが聴きたいと願っていましたが、クラシックデザインK2さんのおかげで、N響のメンバーとして活躍中の早川りさこさんと、マリンバの竹島悟史さんのデュオ・リサイタルが実現いたしました。
ハープは演奏会として、3度目の登場ですが、このように本格的な演奏家によるリサイタルが実現したのは、私どもホール関係者としてははじめてのことであり、当日をどれほど楽しみにしていたか、期待に胸を膨らませてお待ちしていました。当日の演奏を聴いて期待以上の素晴らしい演奏で、ギターを学んでいる方たちにも大変な好評でした。
演奏の模様を画像で楽しんでいただければ幸いです。
また、当ホール出の演奏後は穂高ビューホテルさんでのディナーショーでも演奏され、美味しい食事とワインを楽しんだあと、素晴らしい演奏に圧倒されたのは言うまでもありません。同時に画像をお楽しみ下さい。
早川りさこ
東京芸術大学付属高校を経て、東京芸術大学に学ぶ。卒業後渡米し、インディアナ大学教授スーザン・マクドナルド女史に師事。
1991年<第3回日本ハープコンクール>で優勝
1991年、92年にサンフランシスコのハープフェスティバルに招かれ、招待演奏を行う1992年<福井音楽賞コンクール>最優秀演奏賞受賞、1993年、東京文化会館にて文化庁助成によりデビュー・リサイタルを開催。1996年9月、スペインのマドリードで行われた<第2回アルピスタ・ルドヴィコ・スペイン国際ハープコンクール>で優勝など、極めて注目される成績を残してきた。
2001年のパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)では、ウィーンフィルのメンバーとともに講師として指導、演奏を行う。
2001年7月、NHK交響楽団入団。2000年、2001年には小澤征爾氏率いるサイトウキネンオーケストラのマーラー演奏会シリーズ、レコーディング、アメリカ演奏旅行に参加し、その後もたびたび出演している。2005年、7月霧島国際音楽祭では、フルートのエミリー・バイノン(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席)、ティモシー・ハッチンス(モントリオール交響楽団首席)らと室内楽を共演した。
これまでに国内の数々の主要なオーケストラにソリストとして招かれ、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、群馬交響楽団、等との共演で活動の場を広げる。1999年6月には、NHK交響楽団のシリーズ、ミュージック・トゥモローにおいて、フルート工藤重典氏と、リーバーマン「フルートとハープの為の協奏曲」を日本初演する(指揮:秋山和慶)。2005年の同シリーズに再びソリストとして出演し、国枝春枝作曲のソプラノとハープの為の協奏曲、「Peace on Earth」を世界初演する(指揮 タンドゥン、ソプラノ 佐竹由美)。2004年のN響のオーチャード定期では、ワルベルク氏の指揮で、フルート工藤重典氏とモーツァルトの「フルートとハープの為の協奏曲」を演奏。他に、ヒンデミット「木管楽器、ハープとオーケストラのための協奏曲」やアルウィン「ハープ協奏曲」の日本初演のほか、エレクトリック・ハープでのコンサートや和楽器との共演、様々なジャンルのソリストとの共演など、年間120近いコンサートをこなし、意欲的で多彩な活動を展開している。2006年4月より東京芸術大学附属高校及び東京芸術大学非常勤講師。

竹島悟史
神奈川県出身。幼少の頃より、ヤマハ音楽教室にて作曲、ピアノ、エレクトーンを学ぶ。子供の自作自演をコンセプトとする「ジュニアオリジナルコンサート(JOC)」活動を通じ、国内外を問わず数多くのコンサートに出演。1992年には、自作曲「望郷」をタデウシュ・ストルガワ指揮 群馬交響楽団と協演する。その後も作曲、ピアノ、指揮法、クラリネットなどを専門的に学ぶうち、最終的に打楽器を音楽活動の柱として歩み始める。第13回日本管打楽器コンクール打楽器部門第2位受賞。サイトウ・キネン・オーケストラへの参加、N響 武満徹 メモリアルデーコンサートで《FROM ME FLOWS WHAT YOU CALL TIME》のソリストを務めるなど、クラシック音楽の打楽器奏者として第一線で活動するほか、ジャズ・ピアニスト山下洋輔氏との共演、劇団四季「ライオンキング」等のミュージカル・オーケストラへの参加など、スタイルやジャンルの「枠」を超えた幅広いフィールドで活躍している。また、その活動は打楽器の演奏にとどまらず、“ピアニスト”としてクラシックの伴奏やミュージカル俳優・沢木順氏の全国ツアー参加などに代表される“ピアニスト”の一面、そしてマリンバ奏者の神谷百子氏からの委嘱や、自らが演奏するコンチェルトを自作するなど“作・編曲家”としての顔、それぞれの音楽活動に真摯な姿勢を示し、沸々とした体温のある音の数々は、多くの人の心を潤し続けている。様々なシーンで信頼を受け、今後の活動に大きな注目を集めている新世代気鋭の“音楽家”である。
東京芸術大学音楽学部器楽科打楽器専攻を経て、現在、NHK交響楽団打楽器奏者、洗足学園音楽大学非常勤講師。2006年より、リサイタルシリーズ「竹島悟史 Sound garden」を始動。Percussion Unit「UNZARI」、室内オーケストラ「ARCUS」、なぎさブラスゾリスデンのメンバー。東京都在住。

早川りさこ&竹島悟史 デュオ・リサイタル
2007年6月30日
ロドリゴ:恋のアランへエス
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ヒンデミット;ハープのためのソナタより ほか

ハープとマリンバの絶妙の演奏に感動

お似合いのショットでしょ!

恒例の記念撮影です

穂高ビューホテルでのディナーとワインを楽しむ夕べ
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